「標準問題集@周」、速習は、「      」のただのコピー

「標準問題集@周」が良い勉強法、こういうかんじのことをいう塾が、ネット動画サイトでほぼ毎日動画を出していたりします。
大学受験について。

「標準問題集@周」は、「公立高校入試なら」通用します。
いわゆる電話帳演習です。
*公立上位高への実績が売りの塾に行っていた人は、夏以降に「やれ」といわれた経験もあると思います。
電話帳とは、旺文社が昔から出している、「全国高校入試問題正解」のことです。(電話帳=高校受験業界スラング
そして通称「電話帳」とは、直前の年度の全都道府県の公立高校の入試問題と答えを載せているものです。(一部国立附、私立高校のも収録)

ほぼ「共通問題」しか出さない公立高校なら、その電話帳演習でいけます。

公立高校の場合は、共通問題で質的に高いものはあまり出せないからです。
かりに質的に高い問題をたくさん出すと

・中学の業者模試で偏差値40~偏差値53あたりの人の得点がえらく低くなってしまう。

・中学の業者模試で偏差値55~偏差値64あたりの人たちの得点分布がおかしくなってしまう。

・「@@県、公立高校入試、平均点が@@になってしまった!」と地元紙や週刊誌に書かれる。

・週刊誌や教育関連の出版物などに、「@@県@@@@年度、数学〔5〕〔6〕得点率0.5%!」などとずっと書かれる。

また、公立高校入試の出題に関わる人のレベルはどの都道府県でもだいたい同じ。

したがって、ほぼ共通問題しかない都道府県の公立高校入試なら、質的に高い問題はわずかにしかでないので、「電話帳」演習でいけます。

しかし、大学受験について「標準問題集@周」がいい勉強法、(ネット動画だとそういうことを言っている塾が多い)、それは「公立高入試」対策の(電話帳演習の)ただのコピーです。

公立高校入試は、中学の業者模試で偏差値43みたいな人も受けます。
そしてそういう人たちが0点に近い点数続出にするわけにはいきません。
では、まあまあの国立大学や、都市圏の中堅私大などは、「中学の業者テストで偏差値45の人に、いくらか点数を取らせる」「必要」があるでしょうか?

むしろ、たとえばまあまあの国立大学の場合なら、「北大や九州大や筑波大から下げて受けに来た受験生だと取れる問題も出して、そういう受験生を選抜しよう」だとか、「早慶受かりそうな人だと取れそうな問題も入れておこう、受験生には悪いけど、それでそれも取れていた早慶受験組が早慶には落ちてうちに入ってきてくれれば、良し良し」、こういう方向になっていきます。
現実問題としても、とくに私大の場合、上に受かって蹴ってくる人数を近年はより正確に把握する必要があります。(実際の入学者が定員をはっきり超過していると、国などからの助成金がこなくなる。)
なので、「うちをたいていは蹴るレベルだと解ける問題」も出しておく必要があります。そのレベルの問題で高得点だった人たちはだいたいはその大学を蹴って、抜けてしまう。ただし、ちょこちょこ早慶に落ちて、出来る受験生が(自大学に)回ってくる。
「そうなる」のが中堅私大にとってはかなりいい。
そういう入試に対して、「電話帳(相当のものを)とにかく解いていく作戦」で通じるでしょうか?
実際、東工大・慶応が出したのと実質同じ数学の問題が、明治大学(理工)でも出ています。
明治大学の英語の本文のレベルが、早稲田大学(教育)の例年レベルより高い、そういうことも実際起きています。

「電話帳」演習相当だけで、受かるでしょうか?

弊家庭教師センター、2023年大学入試実績

対面方式のみ。
東大・合格126人(受験生在籍279名中)。

ウェブ指導も合算。
東大・合格141名(受験生在籍299名中)。

2023入試、わたしの生徒さんの結果(合計10名。対面+ウェブ)
東大4名(理1=2名、文2=2名)、旧帝大・医学部・医学科3名神戸大・医学部・医学科1名、京大1名、一橋1名。(計全10名)

(*旧帝大・医学部・医学科は阪大九州大北大。)
弊家庭教師センター(対面のみ)。医学部実績(2023年入試)
国立大学・医学部・医学科、合格=48名
旧帝大・医学部・医学科、合格=19名

(わたしのネット指導・英語)
費用は、(月4回)
毎月お支払いの場合9900円/1ヶ月
*これでも、
大手予備校の現役コースの半額以下。

6ヶ月おまとめお支払いの場合、
割引があり
5万円/6ヶ月。
大手予備校の60%引きのお値段。

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わたしのネット指導(英語)は
・ただの穴埋め文法問題はやりません。
・早いうちからある程度本格的な英文を正しく読み取れる練習・指導を重視。
*本文レベルははやい時期でも埼玉大学や早稲田(商)よりは上。
・英作文、自由英作文に力を入れています。
*自由英作文の予想問題も扱います。

基本的にオリジナル教材。
採点、添削もします。
(月4回)

当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学はできず。)
プロ家庭教師

講師歴サピックス駿台予備校、など

*指導可能の残り枠は少なくなっているので、ご注意ください。
*わたし自身は、あとお2人なら受け持てます。(基本的に英語指導)