塾や予備校などの受験産業では、人件費の占める割合がかなり高いです。
それは、いわゆる御三家御用達塾でも同じです。
したがって、とくに大手塾、大手予備校は人件費の削減を考えます。
そうすると、アルバイトの比率を上げます。
こうして、とくに大手塾、大手予備校の場合「アルバイトの大学生、大学院生の講師の比率がかなり高い」。
こういうことになります。
いわゆる御三家御用達塾も基本的には同じです。
そうすると、大学生、大学院生くらいの年齢の人たちが、どんな感覚・価値観なのか。
これのもつ意味が大きくなってきます。
近年、大学生、大学院生くらいの年齢の人たちが利己的になってきていると思います。
かつては、有名大学、上位大学の学生が「下半身がらみの犯罪」で逮捕されるなんてことはほとんど起きていませんでした。
しかしこの数年は、けっこうおきています。
また、今の若い世代は、「組織(会社)のために、なんて考える奴はアホ、バカ。」「楽にかせいだ奴が「できるやつ」、えらい」。
こういった価値観になってきています。
ですので、かなりの上位大学の学生、大学院生が塾などでバイトをする場合も、「自分が楽にやるのがいい」、「時間かけずに、楽にやって金もらうヤツがかしこいヤツ」。
かなりこう思っています。
*某・中学受験「ハイレベル」塾には、授業終了時刻の約10分前に授業を終了させ、生徒さんに帰り支度をはじめさせる講師までいます。
また、御三家御用達塾の講師も、「こっちのスピードについてこれない人は出来の悪い人」のように考えています。
そういうスピードでやる理由は「自分(講師)が快適にやるため」です。
(*開成高校から、明治大学を受験する人が増えています。)
なお、「上位クラスはぜんぶ社員」そういう塾、予備校はほとんどありません。
基礎、知識タイプの授業、またはどれかの科目、ほとんどの場合どこかに「アルバイト講師」が最上位クラスであっても配置されています。
*開成高校から、明治大学を受験する人が増えています。
当ブログの筆者の略歴;一橋大学・卒。プロ家庭教師。講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。合格実績;東大、京大、大阪大学(医学部・医学科)、名古屋大学(医・医)、東北大学(医・医)、九州大学(医学部・医学科)、筑駒中、開成中学、麻布中、駒東中など。