「知名度はあんまりないけど、すごい大学もあるんですよー」
こういうこと言う人が挙げがちなのは、国際教養大学。
そして、「国際教養大学は、偏差値がすごい。(英語がすごい)(就職~)」みたいなことをいいます。
じゃあもっとちゃんと現実的に「すごい」国際教養大学について考えてみましょう。
(1)所在地の問題。
国際教養大学に進学した場合、通う大学は、秋田県ということになります。
これは大学後半の、就活関連が、地理的にきつくなる。
就活時期になると地理的なロスがかなり大きい、就活で(かなり)不利。
秋田県にある大学だから。すくなくとも、「幅広く就活をかけて」、これはほとんどありえなくなる。
(2)英語に比重がかかりすぎ。
企業はそこまで「英語(だけ)」を見てはいません。
「(よくわからない)国際教養大学の学生をわざわざとるなら、上智かICUの学生採ればそれでいいだろう」
企業の本音はこんな感じです。
(3)国際教養大学の中においては、英語に比重がかかりすぎ。
その結果、場合によってはいくらなんでも「大学での専攻」がなさすぎになる。
国際教養大学にいくなら、一橋か早稲田にして「英語に関して積極的にもなろうかな」。
正直、こっちの方が総合的に(「総合力」が)(かなり)上です。
*前項の「(よくわからない)国際教養大学の学生をわざわざとるなら、上智かICUの学生採ればそれでいいだろう」
とも関係してくる。
英語にも力を入れた、早稲田・一橋大学の新卒、上智かICUの新卒、国際教養大学の新卒。
あなたが企業の人事関係だったとして、どの学生を採ります?
つまり国際教養大学に行った場合はそれは、
不便な地方に引っ込んで、英語だけやってる。
(「大学での専攻」があまりない)
企業からしたら、上智、ICU、または英語にもいくらか積極的だった早稲田、一橋の学生を採ればそれでいいじゃないか。
秋田県の大学にいるから、就活時期に地理的に(だいぶ)不利。
このように現実的にきちんと考えてみると、国際教養大学に行く意味って、どれだけあります?
(称賛している人はたいてい偏差値オタク、国際教養大学。)
(河合塾の偏差値表みて「すごい」、「いいじゃん」。=偏差値オタク。)
国際教養大学、立命館アジア太平洋大学を称賛する人たち。その人たちがまったく認識できていないこと。 - 大学受験、東大、国立大学の医学部への道。筑駒、開成、勉強法、予備校、塾の選び方。
<当家庭教師センターの2020年入試での実績>
281人中。
東大、85名、合格。
国立大学、医学部=52名(実数)合格(旧帝大含)
早稲田大学、262名合格(2020年。複数学部合格をカウント)
慶応大学、173名合格(2020年。複数学部合格をカウント)
当ブログの筆者の略歴;
一橋大学・卒。(+東大・理2、再受験で合格。*再入学は親にとめられた。)
プロ家庭教師。
講師歴;サピックス、駿台予備校、医学部専門予備校、など。
ネット指導用の英語の教材をいろいろ作りました。